複線区間で編成写真を撮るとき、あると必ずと言っていいほど邪魔になるのが線路の間にある「ポール」と「ロープ」。全国的に設置箇所が増えてきて、撮影する側にとっては本当に困りものですよね。
自分も以前2年ほど富山に住んでおり、よく撮影に出かけた北陸本線ではほとんどの区間にタイガーロープが設置されていて、なんとかしてかわせないかと、いろいろ試行錯誤をしていました。
まあ引っこ抜くわけにもいかないので(笑)、今回は自分なりのロープの処理方法を、書いてみたいと思います。
個人的に、ロープを処理する方法は2つだと思っています。
ひとつは、「広角~標準で撮る」
もうひとつは、「高い位置から撮る」
今回は、ひとつめの「広角~標準で撮る」について解説したいと思います。
作例1
(260mm)
さて、ポール&ロープが設置されている区間の場合、このように望遠で撮影すると圧縮効果でポール同士の間隔が狭くなります。作例のポールは茶色くて細いものなのであまり目立ちませんが、これが真新しい、ピカピカのタイガーロープだったら…ちょっとゾッとしませんか?(笑)
望遠するほど間隔が狭くなるということは、必然的に広角~標準で撮ったほうが見栄えはいいということになります。
では、これはどうでしょうか?
作例2
(90mm)
作例1と違い、90mmで捕らえました。ポールの間隔も広まって、見た目はスマートになったと思います。
ただ一つだけ惜しいのは、先頭車のスカートのちょうど真ん中にポールが写っていること。編成写真で一番目立つのはやはり「顔」の部分ですから、そこにかかってしまうとあまりいい印象ではないでしょう。
では、その辺も意識して修正すると、
作例3
(75mm)
いかかですか?
ひとつポイントとしては、
「先頭車の顔を、ポール1スパンにすっぽり入れてしまう」
ことだと思います。
直線右向きであれば、編成長を目測したら、右から一本目のポールを画面右端より少し左の位置にくるよう構図を調節します。そしてこの右端のポールを切り位置と決めておけば、自然とポールをかわすことができるわけです。
作例4
(135mm)
135mmくらいまでならポール1スパンに顔を入れることができますが、普通の直線であれば75~120mm前後が自然だと思います。インカーブならもっと広角でもいいですね。
※記事中の焦点距離は35mm判換算です。
自分も以前2年ほど富山に住んでおり、よく撮影に出かけた北陸本線ではほとんどの区間にタイガーロープが設置されていて、なんとかしてかわせないかと、いろいろ試行錯誤をしていました。
まあ引っこ抜くわけにもいかないので(笑)、今回は自分なりのロープの処理方法を、書いてみたいと思います。
個人的に、ロープを処理する方法は2つだと思っています。
ひとつは、「広角~標準で撮る」
もうひとつは、「高い位置から撮る」
今回は、ひとつめの「広角~標準で撮る」について解説したいと思います。
作例1

(260mm)
さて、ポール&ロープが設置されている区間の場合、このように望遠で撮影すると圧縮効果でポール同士の間隔が狭くなります。作例のポールは茶色くて細いものなのであまり目立ちませんが、これが真新しい、ピカピカのタイガーロープだったら…ちょっとゾッとしませんか?(笑)
望遠するほど間隔が狭くなるということは、必然的に広角~標準で撮ったほうが見栄えはいいということになります。
では、これはどうでしょうか?
作例2

(90mm)
作例1と違い、90mmで捕らえました。ポールの間隔も広まって、見た目はスマートになったと思います。
ただ一つだけ惜しいのは、先頭車のスカートのちょうど真ん中にポールが写っていること。編成写真で一番目立つのはやはり「顔」の部分ですから、そこにかかってしまうとあまりいい印象ではないでしょう。
では、その辺も意識して修正すると、
作例3

(75mm)
いかかですか?
ひとつポイントとしては、
「先頭車の顔を、ポール1スパンにすっぽり入れてしまう」
ことだと思います。
直線右向きであれば、編成長を目測したら、右から一本目のポールを画面右端より少し左の位置にくるよう構図を調節します。そしてこの右端のポールを切り位置と決めておけば、自然とポールをかわすことができるわけです。
作例4

(135mm)
135mmくらいまでならポール1スパンに顔を入れることができますが、普通の直線であれば75~120mm前後が自然だと思います。インカーブならもっと広角でもいいですね。
※記事中の焦点距離は35mm判換算です。